加須の手打うどんは、今から約200年前の江戸時代の半ば、利根川の渡舟場や不動岡の総願寺門前で参拝客をもてなしたのがはじまりとされている。手打ちならではの「コシの強さ」と「のど越し」のよさが自慢だ。
天皇陛下(皇太子時代)が訪れられ、TVチャンピオン「うどん職人選手権」では3位入賞したという有名うどん店もある、由緒正しい加須うどん!!
行田市およびその周辺地区のご当地料理となっているこの2つ。フライは小麦粉を溶いた生地にねぎや肉、卵などの具を入れ鉄板で焼いた料理、ゼリーフライはパン粉などの衣を使わずに素揚げしたおからコロッケです。
B級グルメ特集などでも取り上げられることの多いこの2品。是非一度味わってみては?
こしあんの饅頭の周りに赤飯がまぶしてある和菓子です。農林水産省主催の郷土料理百選にも選ばれています。
昭和50年、農家の主婦たちが戦後途絶えていた手作りみそを復活させようと、たった5人で作り始めた「浮野みそ」。
現在は、第三セクターによる株式会社浮野食品として生産していますが、作っているのは今も、加須の農家のお母さんたちです。
収穫したての加須産大豆と加須産米だけを使用していますから、まったくの無添加でしかも麹の割合が市販のものよりも多いため、甘みが強いのが特徴です。
塩分は市販のものより3パーセントほど低いので、塩分の取りすぎを防ぐだけでなく、材料の持つ微妙な風合いまで味わえます。
また、1年以上かけて完熟させてありますので、完熟味噌だけがもつコクのある旨みが生きています。
約140年前の昔から不動ヶ岡不動尊總願寺の門前で売られてきた「五家宝」。国内産のもち米に砂糖と水飴を加えて練り上げ、きな粉をまぶしたお菓子です。柔らかいおこしのような歯ざわりに、きな粉の懐かしい香りがとても良く合います。
一説によると五家宝は、その昔、大洪水の際に干した米を蒸し、飴でからめ、きな粉をまぶした棒状のお菓子として始められたそうです。
正真正銘、塩味のあん入り大福です。砂糖を付けて食べるのが一般的ですが、醤油で付け焼きにして味わうのも、ちょっとオツなものです。